棕櫚製品のご紹介 〜弊店の棕櫚製品は、紀州職人による手巻きの手作り品です。
(※一部中国産も取り扱っております) |
 |
|
|
|
|
弊店の棕櫚製品はこちら→ |
棕櫚製品一覧(pdfファイル) |
|
|
|
|
弊店の手作りの棕櫚製品を販売しませんか→ お問い合わせはこちら |
|
|
|
|
 |
棕櫚は「しゅろ」と読み、南九州原産のヤシ科の木です。
上から手の平形の葉がたくさん伸びる椰子に似た南国の雰囲気のある木です。昔はどこの庭にも1~2本あったものです。
棕櫚の毛(樹皮)はしなやかで柔らかく、かつ強靭、耐水性もある優れた素材です。棕櫚はかつて、日本人の生活に欠かせないものでした。 |
棕櫚を使ったモノ
縄や箒(ほうき)・束子(たわし)、玄関マット、蓑・笠(雨具)
縄は土壁の補強や魚網としても使われていました。他、棕櫚皮そのものは金魚の産卵床に、葉は草履に、幹はお寺の鐘突き棒(撞木、しゅもく)に使いました。
|
  
|
棕櫚箒・棕櫚束子
棕櫚のほうきは畳や床を傷つけずに細かい塵・埃を取り除けます。掃除機のような騒音・排気はなく、そもそも電力が要りません。化学繊維のような静電気も起きません。体にも環境にもやさしい道具です。
普通、植物繊維は水に浸すと腐り易くなりますが、棕櫚はそれ自体の油分により耐水性があり、また非常に強く柔らかく、弾力性、耐久性に優れ、何十年も性質が変わりません。ほうきやたわしの素材として最適なのです。
※お断り
和歌山県海南市、紀美野町(通称「野上谷」)はかつて、スギやヒノキに覆われるまで棕櫚の群生地でした。現在も棕櫚の木はありますが、樹皮を剥ぐ職人がいなくなり、紀州の職人は原材料を台湾・中国より調達しております。皮は剥ぎ続けないと質が下がり、もはや日本の皮では製品は作れません。棕櫚製品が見直され原料から復活したいと職人は思っています。
|
|
|
|
棕櫚箒(しゅろほうき)
棕櫚皮の天然柄そのものを活かし、銅線で束ね天然黒竹の柄をつけた洒落てシックなほうきです。
|
|
|
|
長柄(ながえ)ほうき 120センチ前後
昔から座敷箒として使われてきました。畳表をなでるように履くことで畳隙間に穂
先が届き埃を舞い上げることなく集塵できます。
お座敷のほかフローリング床も傷つけず使えます。繊維の油分により掃き続けるとワックス効果も現れます。腰をかがめず、立ち姿勢で履けるほうきです。
室内で使い古したら屋外用へと末永く使えます
|
|
|
|
手ぼうき 70センチ前後
短い柄の軽い箒です、階段や家具の隙間、玄関口なを履くのに適しています。
荒神ほうき 15〜25センチ前後
卓上ほうきです。天然素材の風合いと可愛らしいデザインで、目につく所に掛けていてもインテリアを妨げません。
かつては「荒神さん(かまど)」のお掃除に使われたのでこの名前が ついています。現在は机。テーブルや自動車の中、など小さなスペースのお掃除用やサッシ窓の溝そうじに便利です。静電気が起きにくいため、ペットなどの毛の掃除にも重宝します。
ほうきは他にも、携帯ストラップ用の5センチほどの小物から200センチを超えるお寺の天井ぼうきまで様々な形状のものを作っています。
|
|
|
|
棕櫚束子(しゅろたわし)
とても柔らかいのにコシがある束子です。
棕櫚皮をさばいて繊維束を作り4センチ前後に輪切りし、2本の針金に挟んで巻いていくと棕櫚繊維のモールができます。これを曲げると束子になります。
洗剤のなかった時代からの掃除道具ですから、汚れ落としの達人です。丈夫で長持ちですが、化学繊維や輸入品におされ、わずかに作られる希少品になってしまいました。
亀の子型束子は棕櫚紐をまわして、しっかり持ちやすくした定番の束子です。台所はもとより、洗面所や凹凸のあるお風呂場の掃除など、強くこすらなくても柔らかい毛足が汚れを掻き出してくれます。しつこい油汚れ以外は石けんなしできれいに洗えます。お掃除や食器洗い、根菜洗いにとても重宝します。
束子は他にも、ほそ長くコップを洗えるスリム型、金具を内側に折込みどちら向きも使えるS字型、手を汚さず使える柄つき束子、針金を伸ばしたパイプ掃除型、両端に紐をつけたマッサージ用束子など、さまざまな形状を取り揃えております。
【用途】
野菜、食器・調理道具、鉄、ホーロー、ステンレス、テフロン加工の鍋、フライパン お風呂、流しのタイル目地、タイヤ、シューズ など
|
 |
棕櫚箒、棕櫚束子の製造風景動画VTR(海南特産家庭用品協同組合のホームページに移ります)


|
棕櫚製品のお取り扱いについて
天然棕櫚製品は一つひとつ手作りの商品ですので、大きさや形に多少の誤差はございます。また品質には十分配慮しておりますが刀傷等製造過程で生じるもの、天然素材の色むらや傷などもやむを得ないことでございますので、ご容赦ください。
こ使用に当っては以下にご注意ください。
■箒(ほうき)使用上の注意
棕櫚皮ほうきの特徴として、使い始めにシュロの樹脂が落ちます。
外で樹脂を払い落としてからお使いください。
そのため最初は畳ではなく、落ちた樹脂も掃きやすいフローリングなどの板間でお使いください。
ご使用後は柄先の紐で吊るし掛けしてください。棕櫚繊維は何十年もの耐久性がありますが、毛先床に着け立てかけて置いたままにしますと、毛先に癖がついて掃きにくくなります。
■束子(たわし)使用上の注意
昔ながらの手法で作っていますので除菌・殺菌等のコーティングはしておりません。ご使用後はしっかり水分を切り、乾燥させて下さい。棕櫚毛の柔らかくしなやかな風合いも長持ちします。
体洗いやマッサージに使用される方は肌荒れに十分ご注意ください。肌質の強くない方、お子様ご高齢者はご使用をお控えください。
|
|
|
|
|